こんにちは!(・∀・)
折角の秋葉原取材なので、ちょっと秋葉原っぽいお店を見てみたいな、、、
と言うことで、前回の武装商店に引き続き
今回は、「アメコミ」という事で、筆者はほとんどアメコミがどういうものなのか知らないのですが、秋葉原にそのアメコミの専門店があるということで伺ってみました!
まず、「アメコミ」ですが、「アメリカン・コミックス」を略して言っている訳ですが、そのアメリカン・コミックスという名称は、アメリカの漫画と他国の漫画を区別するための呼び方であり、アメリカ国内では「コミック・ブック(Comic book)」あるいは単純に「コミック(Comic)」と呼んでいるそうです。
日本の漫画、ベルギー、フランスの「バンドデシネ」と並んで、世界3大コミック産業の一つであるそうです!
早速ですが、お店の外観はこんな感じです!
やはりこういったお店は、マニア御用達な感じがするので、アメコミのことをほとんど知らない筆者にとっては、恐る恐るという感じでドアを開けました…
店内はこんな感じでした!
やはり本棚のようなところにもアメコミだと思われる本がビッシリ並んでいるのですが、、、
少しびっくりしたのが、、、上の写真にも一部映っていますが、、、
お店の壁側には本棚があって、そこに本がビッシリ並んでいるのですが、お店の空間の中央にはこのように、中古レコード屋さんか?!と思わせるように、ABC順におそらくアメコミのタイトルで分けられて、割とうすい、フリーペーパーに近いくらいの厚さの冊子が縦にビッシリ詰まっているのです!
これらは、全てビニールに包まれていて、中を開いて見ることは出来ませんでした…
ところで、まず、アメコミっておおよそどういうイメージのものなのかと思いましたら、
本当にメジャーなところだと、ほとんどの方が聞いたことがあるのではないかと思われる、、、
「スターウォーズ」
「スーパーマン」
「バットマン」
「スパイダーマン」
「ジョーカー」
など、この辺りだったのですね!
アメリカン・コミックスの世界観、イメージという意味で、他にもいくつかコミックの表紙っぽいものを撮ってみました。
何というか、いかにもアメリカっぽいと言っていいのか、イラストの描写、印象が日本のマンガとは全然違いますね!
動物にしても、人の顔にしても、人物の描写にしても、ある意味、いかにもマンガ過ぎないというか、割とリアルっぽい感じで、少しグロテスクな感じもあります。
しかし、筆者の個人的な印象で言えば、この質感は結構好きです!
日本の漫画やアニメの質感よりも、むしろこちらの質感の方が好きかもしれません!
そこで、コミックの中の感じはどのようになっているのかと、実際に本を開いたところを写真に撮ってみました!
先ほど述べたように、店内中央の縦にギッシリ詰まっている冊子のような方は、ビニールに包まれていたのでひらけませんでしたが、
壁側の本棚に並んでいる方の本のようなコミックは、結構中を開いて見ることが出来たので、いくつか開いてパラパラ見てみましたが、上の写真のように殆どの物が全ページカラーなのです!
その「カラー」という事もあって、描写以外にも着色の質感なども含めて、余計にリアルっぽい印象を受けるのもあるのだと思います。
しかもアメリカン・コミックなので当然の事(おそらくこれらはアメリカ直輸入)だと思いますが、吹き出しも細かく英語で書かれていて、この吹き出しも、とりわけ英語だからという訳ではないのですが、日本のマンガとは違う独特な印象を受けました。
実は、このアメリカン・コミック、店内の反対側の壁の本棚には、おそらく日本で発行している日本版が並んでいまして、そちらも本を開けるようになっていましたので、開いて写真に撮ってみました!こちらです!
↑こちらが表紙で、、、(ジョーカーですね)
吹き出しも見えるように、ページ全体ではなく、一部を少し大きめに撮ってみたのですが、、、
おそらく、イラストの部分はアメリカの現地版と同じもので、吹き出しの部分がそのまんま日本語になっています!
先ほど、現地版の方で、吹き出しも独特な印象と書きましたが、
このように、吹き出しの言語がそのまま日本語になったとしても、やはり日本のマンガとはどこか違うニオイがするんです!
そして、アメリカン・コミックスの最大の特徴とされているのが、古くからある「スーパーマン」や「バットマン」「スパイダーマン」などに代表されるように「スーパーヒーローもの」なんだそうです。
日本のマンガに多いスポーツ漫画などは、アメリカン・コミックスでは非常に少ないそうです。
なぜ「スーパーヒーローもの」が多いのか、その要因は昔からのアメリカ独特の規制が要因としてあるみたいなんです。
Wikipediaによりますと、
「1960年代以前には、大小取り混ぜた無数の出版社により、ファニーアニマル・コミックや西部劇漫画、恋愛漫画、恐怖漫画、戦記漫画、犯罪漫画などの有名なアメリカン・コミックが存在した。しかし二つの要因から、この多様性は1960年代に急速に失われてしまった。
一番目の要因は、極めて規制的なコミックコード委員会の設立へと結びついた、「有害な」子供向け漫画に対する一連の公的キャンペーンの高まりであった。この規制は厳しい制約があるが、スーパーヒーロー漫画は認可し、それ以外のジャンルを禁止した。結果として、多くの弱小出版社の作品は一掃されてしまったが、スーパーヒーロー物を扱う大手出版社は無傷なままに残された。
二番目の要因は、1950年代後半から1960年代前半にかけて、テレビがライトな購読者層の多くを引き寄せたことである。出版社がコミックコードから離れてライトな購読層向け以外のグリッター・ジャンル作品を制作するようになるまでの間、テレビや映画の方が遥かに高い収益を得られた。しかしながらアメリカン・コミックは、スーパーヒーロー物のようなアクション志向の強い異世界での冒険を、特撮に金をかけることなく、映画産業より高度なボリュームで描くことができたのである。」
という事でして、
例えば「子供に悪影響だから」など、その国それぞれの考え方や規制などがあり、そういったものがその国の文化の発展に影響をもたらす一つなのかもしれないですね…
あとは、少し違った視点かもしれませんが、あるサイトにこんな事も書いてありました。
『欧米のヒーローは「大人」、日本のヒーローは「子供」』
「まず大前提として、海外、特にアメリカにおける“ヒーローもの”というのは現実社会のアナロジー(類推)です。その時代の社会で起きていることを反映した、ひとつの神話化のプロセスが、アメコミヒーローの物語であると。当然、ギリシャ神話やシェイクスピアの影響も受けている。神話上の英雄(ヒーロー)なので、ほとんどの作品において、その主人公は成熟した“大人”です。
ところが、日本において“悪をやっつける”ヒーローものの主人公は、多くが少年です。『機動戦士ガンダム』『ドラゴンボール』『名探偵コナン』『新世紀エヴァンゲリオン』、すべてそうですよね。日本以外の海外では、“少年や少女がヒーロー”というのはかなり異例なのです。でも、日本人はそれにずっと慣れてきました。
ヒーローものの主人公は少年であり、そもそもヒーローものとは、イコール子供向けのアニメや特撮である――。それが長らく日本人の常識だったのだ。
だから日本人は『バットマン』にしろ『アイアンマン』にしろ、『いい大人がヒーローなんて』と見くびってきた。アメコミヒーロー映画が長らく日本に受け入れられなかった背景のひとつだと思います。」
という風に、表題のように、「欧米でのヒーローは大人向け、日本でのヒーローは子供向け」という感覚の違いなどもあるようです。
「エヴァンゲリオン」や「ガンダム」は大人でも好きな人は結構いるかもしれませんが、「子供向けのヒーロー」というのはいわゆる「~戦隊 ~マン」などのようなイメージもあると思います。
だから、マンガ自体は、日本でも大人でも好きな人は好んで読みますし、子供だけのものではない訳ですが、
アメリカでは、「ヒーローもの」というのがそもそも子供向けという感覚がないので、ヒーローもののマンガを大人が読むというのも普通に成り立つのだと思います。
あと、店内にこんなものもありました!
この写真では、翻訳版なのですが、
この「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」は、元々、日本でセガが任天堂のマリオに対抗するためにテレビゲームのキャラクターとして誕生したそうですが、日本よりも海外での人気が高く、アメコミにもなっていて、世界的に見ても非常に人気の高いキャラクターなんだそうです!
確かにこのキャラクターデザインは、ディズニーにも通じるようなデザインで、日本人の方がデザインしたとは思えないキャラクターですね!
あと他にこの「ブリスターコミックス」の店内にあったものと言いますと、
Tシャツがありました!
ここのお店に置いてあるのですから、当然みなアメコミ関連のTシャツですよね!
その他、冒頭の店内の写真で、本棚の上に置かれているのがいくつか見えますが、これらは非売品、売り物ではないとの事なのですが、アメコミに関係する多数のフィギュアです!
まずはこちら!
日本でも有名な「スーパーマン」ですね!ムッキムキです!(笑)
これまた有名な「バットマン」です!
これは「スターウォーズ」ですね!
この宇宙服の人、「ストームトゥルーパー」というんですね!
右のは、長髪なので、「最後のジェダイのルーク・スカイウォーカー」なんでしょうか?少しヒゲが薄い感じもありますが…
こちら、透明なプラスチックのケースに入っていて、少々分かりづらいのですが、ケース右下辺りと左部にある写真の通り、
「スターウォーズ」の「チューバッカ」ですね!
本物そっくりの毛むくじゃらで、すごく良く出来ています!
こちらは、左側は「ジョーカー」だと思うのですが、右側はちょっと分かりません…(^_^;)
という訳で、今回は秋葉原のアメコミ専門店「ブリスターコミックス」とアメコミの世界を少しではありますが掘り下げてみました。
【アメコミ専門店 ブリスターコミックス公式HP】
ブリスター コミックス
〒101-0021 東京都千代田区外神田4丁目3−10
03-6206-4404
【営業時間】11:00~20:00 (年中無休)