秋葉原ラジオ会館のドーリーテリアを紹介

海外の方が語る秋葉原に、興奮交じりで多く紹介されているラジオ会館。 

階毎に異なるそれぞれの専門店が入っている。 

2021年3月15日現在、ドール系 4店舗 

     ホビー・フィギュア 10店舗 

                     電気・オーディオ 3店舗 

                            カード・書籍 8店舗      その他 8店舗の、合計33店舗。 

各階、各店舗と、所狭しと溢れる品々に、それぞれの特色溢れる品揃えである。 

5階で入り口から出迎える人形達の店、ドーリーテリア。 

ブライス、リカちゃん、ジェニー、りからいず、スーパードルフィー、ドルフィードリーム、momoko、プーリップ、ユノアクルス、ワンダーフロッグ等 取り扱っている。 

「ブライス」は、ファッションやトレンドに敏感な大人の女性たちの心を虜にしているファッションドール。1600円の小ぶりなものから、何と、この日あった人形たちの中の最高値は359800円まで。店内の多くがこの、ブライスドールだ。 

 ピンク・ブルー・グリーン・オレンジと4色に変わる大きな印象的でミステリアスな瞳を持ち、ひとつの顔なのに様々な表情を作り出し、グレープフルーツ大の大きな頭と華奢なボディという個性的なプロポーションで様々なテイストのファッションを着こなす、ファッション感度の高いフォトジェニックなドールとして愛されている。 

ヘアアレンジや着せ替え、洋服作りなど、ドール遊びの楽しさだけでなく、メイクを自分の好みにカスタムして楽しんだり、SNSや様々なメディアを通じてイメージや情報を共有しあうなど、表現の幅が広がるフォトジェニックなドールとしても知られている。 

ファッション・ビューティ・ライフスタイル関連商品やプロモーションのイメージモデルとしても多数起用されるなど、その活躍も注目を集めている。 

  

1972年にアメリカで一年間だけ幼児向けのドールとして発売されたが、人気を得ることはなく販売は一年間で中止となる。                                  30年近くを経た1999年に、クロスワールドコネクションズ(CWC)のニューヨーク支社が開催した展覧会のオープニングパーティで、CWCの代表でありクリエイティブプロデューサーのジュンコ・ウォングは、スナップ写真の中に映っているブライスに出会い、その瞬間からブライスに惹かれた。                                            2000年12月には、CWCプロデュースによるブライスをモデルにしたファッションビルのテレビCFが放映。ブライスのキュートな魅力は、見た人たちの心をつかみセンセーショナルを巻き起こし、ブライスを日本で復刻版を発売するという企画がすすめられた。                  復刻に際し、ブライスを子供向けの「お人形」ではなく、大人が楽しめる「ファッションドール」として、新しいドールカルチャーの創造を目指したという。                   ブライスのライセンス元であるハズブロ社の許可を受け、2001年6月にCWCのプロデュース、株式会社タカラ(現:株式会社タカラトミー)の製造・販売により、日本生まれの新生ブライス(ネオブライス)第1弾が発売される。(※発売初期の数種類は復刻版のブライスだったが、以降オリジナルコンセプトのもとデザイン・プロデュースしている)。                    同年から2011年まで、ブライスアニバーサリーチャリティ展覧会を開催。ファッション・ヘア・メイクとトータルスタイリングされたブライスを展示する展覧会を開催し、1年間、国内外の巡回展を経た翌年にチャリティオークションにかけ、全額を寄付するチャリティ活動を行うと、多くのファッションブランドやクリエイターが参加するようになり、数々のメディアでも取りあげられ、ファッションドールとしてのブライスの存在は不動のものとなった。 

右から二つ目が、この日最高価格のドール。359800円(税別) 

かつらだけでも、色違いで多種ある。いずれも全て5500円(税別)だった。          洋服の種類も豊富にある。 

2002年には、身長約11センチのネオブライスの妹的な存在の愛らしいプチブライスが誕生。   2005年にはブライスのフィギュアバージョンであるブライスベルも発売。           2010年には、身長約20cmの大人でもない子供でもないネオブライスとプチブライスの中間的な存在のミディブライスが誕生した。                             2016年には、日本でネオブライスが誕生してから15周年を迎える。             2016年12月までに、ネオブライス、プチブライス、ミディブライス合わせて、約500体が誕生。2011年より、ブライスのチャリティ活動は、阪急うめだ本店で「世界で一つだけのブライス」展として毎年開催されるようになる。                             2014年には、BOTTEGA VENETA(ボッテガ・ヴェネタ)の春夏コレクションのモデルに、ブライスが起用される。等身大のブライスが世界の主要都市のフラッグショップのウィンドウに登場。2017年には、ヤフオク!「フリマモード」を伝えるテレビCMに出演。ファッションモデルとして数々の実勢を持ち、ライセンス商品を展開するなど活動の場が広がっている。          2020年、日本でネオブライスが誕生して19周年。 

これまでに、ネオブライス、プチブライス、ミディブライス合わせて、ネオブライス、プチブライス、ミディブライスの3タイプ合計で500種類以上のブライスが誕生している。 

初音ミクセットまである。ドールなし47000円(税別) 

私は、この下の、プーリップネルラの左右異なる瞳の色、髪の色、雰囲気に魅かれた。 

次に多いのは、リカちゃん。ようちえんから、復刻版、各記念と40種程。 

箱入り、なしのドールは勿論、洋服の種類も豊富。ブライス達にも思ったが、この手編みの、ワンピースの何と小さく、細かい仕事か! 

 元々ダッコちゃん等のビニール玩具のメーカーだったタカラ(旧タカラビニール – 1966年)は、そのビニール加工のノウハウを生かして着せ替え人形市場への参入を計画していた。当初は米マテル社のバービーや、米旧アイデアル社のタミー等の他社の着せ替え人形用の、子供が持ち運びできるドールハウスを企画していたが、既存の人形のサイズに合わせると、ハウス自体のサイズが相当大きくなることが予想された。これが日本の住宅事情や子供の持ち運びに適さないとして根本的に企画が見直され、日本の事情に見合った大きさのドールハウスと、それに合ったサイズの独自の着せ替え人形として1967年に企画・開発されたものが本項のリカちゃんである。 

キャラクターに位置付けられ、広報・宣伝の顔の1つとなっている。また、可愛らしく親しみやすく家庭的なキャラクターイメージから、多くの企業や公共機関のCMキャラクターとして採用されている。  

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                       人形の仕様は各商品によって細かい差異があり、様々な瞳の色やメイク、髪色・髪型のバリエーションが存在する。ほとんどの商品の製造は1回限りで、完売した場合は同じ仕様の商品が再生産される可能性は低いため、より希少性が高まっている。 

細かいキャラクター設定、ストーリーで。ブライス同様、その全てが話題の火付け役になっている。 

幼少時代に思いをはせたり、お洒落な人形にときめいたいする不思議な店。 

ドーリーテリア 千代田区外神田1-15-16 ラジオ会館5階 6262-9454 

https://www.dollyteria.com/  10:00~20:00