秋葉原の街中で気になるスポットに行ってみた(柳森神社編)

みなさま、こんにちは。 

秋葉原を歩いていると「これは?」と思わず足を止めてしまうかもしれない所を現地で集めた”生”情報としてご紹介させていただきます。 

気になるスポット無いかな~?と。思案しながら神田ふれあい橋を渡っていました。 

すると神田川沿いにオフィスビルに囲まれた神社を発見。 

看板に「柳森神社」の大きな文字。 

秋葉原近辺の神社と言えば、真っ先に神田明神を思いつきますがこんな所にもあったんですね! 

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ここは一つ。秋葉原の素敵なスポットに巡り合えるようお参りをしていきましょう。 

改めまして、今回伺ったのはこちら「柳森神社」さん 

 御祭体 

倉稲魂大神 他七柱 

 御由緒 

室町時代、太田道灌公が江戸城の鬼門除けとして、多くの柳をこの地に植え、京都の伏見稲荷を勧請したことに由来する神社である。 

また、おたぬき様と呼ばれる親子狸のお守は、勝負事や立身出世、金運向上にご利益があると信奉されている。 

東京神社庁HPより転載 

http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/chiyoda/5543/ 

おお!あの太田道灌公なんですね!!! 

武将でありながら学者や歌人の一面を持つ、名将ですね。 

また築城の名手としても知られています。 

山吹の逸話も有名な所でないでしょうか。 

太田道灌 Wikipedia 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E7%94%B0%E9%81%93%E7%81%8C

現在の皇居がある所が元々は江戸城だったのご存じの方も多いと思います。 

徳川家康が三河から関東に移封されて入城した以降、歴代の徳川将軍が居城し、幕府の政務が執り行われていた場所です。 

江戸時代に段階的に拡張され国内最大の城となりますが、その基礎を築いたがこの太田道灌です。 

このお神社は江戸城築城にあたり鬼門除けとして創建されたとありますが、確かに皇居(江戸城)からみて鬼門(北東)の位置に「柳森神社」がありますね。 

また太田道灌が定めた森の字が入る代表的な神社として「烏森神社(港区)」、「椙森神社(中央区)」と並んで江戸三森のひとつと数えられてます。 

由緒ある歴史のある「柳森神社」ですが、何度も危機に直面してます。 

大正12年の関東大震災で社殿等が全焼、昭和20年の東京大空襲で小破、昭和59年には二度の放火により神楽殿、拝殿、本殿などが半焼と見舞われてきました。 

その度に改修・修復を行い、現在にいたっております。 

近年では秋葉原を舞台にしたアドベンチャーゲーム「STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)」に登場する「漆原るか」が巫女を務めている「柳林神社」のモデルになった神社とされており、聖地巡礼として訪れるファンも多いです。 

STEINS;GATE 公式HP 

http://steinsgate.jp/ 

一礼をし、鳥居を潜るとまず立派なタヌキの像が出迎えてくれます。 

いやあ、立派ですね~ 

何がと言いませんが立派ですね~ 

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しかし、稲荷さまを祀っている神社におたぬき様とは何だか珍しいですよね。 

境内の由来書きによれば 

元は五代将軍綱吉の生母である桂昌院により江戸城内に福寿いなりと称して創建されました。 

京都に住む八百屋の娘であった桂昌院は春日局に見込まれ、三代将軍家光の側室から始まり五代将軍綱吉の生母になるまで大出世をしました。 

大奥の女中達は他を抜いて(たぬき)玉の輿に乗った桂昌院にあやかりたいと、こぞって「おたぬき様」を信仰をしました。 

その後、明治に入り柳森神社に合祀され現在にいたります。 

近年で他を抜いて受験、勝運、出世運、金運向上などにご利益があるとされております。 

なるほど~!!! 

他に抜きん出る→他抜き→たぬきって感じの言葉遊びなんですね。 

いかにもお江戸と言った感じで洒落が効いてますね。 

タヌキを祀っている稲荷神社は全国的にもかなり珍しいのですね。 

いやあ、キツネとタヌキが同居している神社と言うのは何だか和みますね。 

手水舎でお清めし、拝殿させて頂きます。 

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霊験あらたかな雰囲気に思わず背筋がピンとなります。 

街中の雑踏が嘘のように静かでとても上質な空間に包まれた気がします。 

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稲荷神社なので狛犬ではなく、お稲荷様ですね。 

両サイドのお稲荷様も凛としております。 

お稲荷様はお米の出来を司る神様と言われてます。 

その事もあってか、神酒や赤飯以外に油揚げで包んだ俵型の寿司などお米にちなんだお供えがされてました。 

稲荷寿司の起源はこうしたお供え物だと言われており、ひいては油揚げを使った料理の事を「いなり」と呼ぶようになったと言われます。 

残念ながら実際のキツネは肉食なので、油揚げは食べることはありません… 

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こちらは「力石群」 

千代田区の指定有形民俗文化財となっております。 

力石とは鍛錬や娯楽の一環として力石を用いた力試しであり、盛んに行われました。 

境内にある力石の一部は大正時代に使用されてものと伝わってます。 

江戸・東京の生活と娯楽等の一端を知るうえで貴重な資料となっております。 

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こちら「柳森神社」ではこの箱に御朱印と朱肉が入っており、参拝者が押すセルフ式になっております。 

初穂料は100円を賽銭箱に入れるよう案内が書いてあります。 

そこ近くのベンチには可愛い先客がいらっしゃいました!!! 

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あら~!可愛い猫ちゃん!!! 

非常に人懐っこく、ついつい撫でたくなりましたが昼寝の邪魔をしてしまうのは忍びないのでぐっと堪えておきました。 

神社の境内に猫だなんでなかなかに映える光景ですよね! 

元から神社の飼い猫かと思いきや、どうやら住み着いた猫のようです。 

いや~キツネに始まりタヌキ、そしてネコとアニマル満載なお神社ですね! 

通りがかった先でこんなスポットに巡り合えるとは、図らずも縁と言うものを感じずにはいられませんでした。 

落ち着いた空間で心身共にリフレッシュしました! 

歴史あるパワースポットでありながら、隠れた癒しの空間であるこちらの「柳森神社」さんに是非訪れてみてはいかがでしょう? 

*取材地* 

《柳森神社》  

〒101-0041 東京都千代田区神田須田町2-25-1 

電話番号 03-3251-6422 

営業時間 7:00~17:00