【秋葉原で献血】akiba:F献血ルームに行って参りました

 今日が私の、238回目の献血可能日となった。 

 akiba:F献血ルームは、震災前に誕生した。まだ設立間もない頃、毎日新聞の取材日に訪れていたため、インタヴューを受けたことがある。 

 かつては、同じ秋葉原に全血専門のルームがあった。 

この献血ルームは変化しながら、十年余、ここに現在も運営されている。 

 乃木坂46の久保史緒里さん(のパネル)が、応援のポーズで出迎えている。 

従来の基準は、 

 ・当日の体調不良、服薬中、発熱 

 ・出欠を伴う歯科治療、妊娠または授乳中 

 ・期間内に予防接種 

 ・ピアス、刺青を入れて6ヶ月以内 

 ・外傷、噛まれた跡 

 ・心臓病、悪性腫瘍、痙攣性や血液疾患、ぜんそく、脳卒中であった方 

 ・輸血・臓器移植暦のある方 

 ・複数の異性との性交渉のある方 

 ・エイズ、肝炎などのウイルス保有者、クロイツフェルト・ヤコブの方、疑いの ある方 

に加え、今は新型の為めっきり減った、 

 ・海外旅行者および海外で生活したことがある方(病名や各国ごとのの滞在期間 によって制限ルールがある) 

であったが現在はそれに加え、  

 ・新型コロナウイルスの検査を受けた 

 ・新型コロナウイルスと診断された 

 ・4週間以内に保健所から濃厚接触者とされた 

 ・味覚嗅覚の違和感を感じる方 

以外の方が採血可能対象者となる。 

 より詳しく記述すると、今現在のルールでは、1度でも、新型コロナのPCR検査を受けた方、コロナのワクチンを接種した方は、献血を再開できる期日が決まっていない。問い合わせた仲間がいたが、どれくらいの時間が過ぎれば血液に影響が現れないのかが判明しないため、決められないと回答を受けたという。 

そんな、緊急事態宣言下のこの現在、寒さの続いた2月に、東京都内で172020名の方の協力があった。素晴らしい事だ。 

  

 中央の展示は、2009年10月1日展示第1弾の、初音ミクからはじまり、現在まで18回を数えている。タイトルは、未来へ~人の命を未来へつなぐ。全18種のどのタイトルよりも群を抜いて、11年余前のこの言葉が沁みる。 

 第6弾のレゴ、第18弾のジオラマが特に、記憶に鮮明に残っている。 

 東大ってすごい!!当時壮大な各作品に大いに感銘を受けた。数式など学問に基づいた形の大作がいくつも展示されていて、見入ってしまった。 

第16弾を見はぐってしまい残念。1枚のパネルでは伝わりきれない。 

どの回も、せめて動画で残してほしい所だ。 

 第18弾のジオラマは、ミニチュアの展示物がまるで、街がそこにあるようなほど精巧に出来ていた。 

 現在は、クラシックカーのミニチュア展示中。 

 ハンドル型時計や、ナンバープレート等、統一されたシックな印象。 

 窓側のショールームまで凝っていて、レーシングカー等のミニチュアカーが中サイズ55台、小サイズ360台ある。 

 オレンジページやdancyu、当月の雑誌他、アニメのメッカとして有名な秋葉原ならではの全国に類を見ないほどのコミックの充実ぶり。 

代表的なもので、ブラックジャックによろしく、ドラえもん、こちら葛飾区亀有公園前派出所、名探偵コナン、新世紀エヴァンゲリオン、ゴルゴ13、弱虫ペダル、進撃の巨人、ちはやふる、ガラスの仮面、彼氏彼女の事情、東京タラレバ娘、のだめカンタービレ、宇宙兄弟、東京喰種、医龍、バカボンド、ワンピース、鬼滅の刃、セーラームーン、アキラ、SLAMDANK、るろうに剣心他全巻揃っている。 

献血される方へのイベントも、思考を凝らしている。 

 年変わりには、卓上カレンダーや手帳がある限りのセレクトプレゼント。 

寒い時期には、限定数のブランケット。ポイントがたまると、キッチンソープやけんけつちゃんマスコット、クーラーバックを贈呈。バレンタインやホワイトデー、クリスマスなどの当日の採血された方向けのキャンペーンは勿論、タロット、人相占い、手相/算命学など、日を決めコーナーを設けている。 

 秋葉原は、この階すべてルームのため、トイレも、傘たても、エレベーター前までもけんけつちゃん、ハートラちゃんがよびかけてくれる。 

 きっかけになればと、それぞれのルームで思考を凝らし工夫して、イベントやキャンペーンを行っている。 

横浜では、お米やスポーツタオルを渡された。もうずっとたった今でも、色が変わったけんけつちゃんと赤レンガのスポーツタオルを使っている。 

ソラマチのfeelでは、季節ごとにフレーバーを変え、注文にこたえドリンクを提供している。 

なぜ、赤十字という組織は150年も続いていて、世界186の国や地域に広がったのか。「苦しんでる人を救いたい」誰の心の中にもあるだろうその思いを行動に変えるきっかけとなり、人と人が助け合う社会を築く一助になれば。 

40人余りの医療従事者他の言葉をまとめたこの本があった。 

御巣鷹山の事故現場で看護士さん達は、ほとんどが原形をとどめない遺体を前に、本来の業務ではないものの、失った右足のかわりをダンボールで作ったとある。 

東日本大震災も急遽、掲載に加えられていた。 

献血とともに取材を行った今日初めて、全ページを読むことが出来た。 

誰にもそれぞれの思い、献血するに至ったきっかけがある。 

メッセージコーナーには、訪れた方々の手書きカードが展示されている。 

良くなりますように。笑顔でいられますように。無償の優しさが溢れている。 

400ml全血予約のお礼にと、けんけつちゃんのレジ袋に、ハンドソープ、 

コーヒーを、お菓子をいただく。 

どんなに科学が進んでも、人工的に作れないもののひとつが血液。 

命のおすそ分けできる元気な体は、一番の宝。 

  

akiba:F献血ルーム 

東京 千代田区の献血センター 

 〒101-0021 東京都千代田区外神田1丁目16−9 朝風二号館ビル 5階 

電話 03-3251-8201 

受付時間 成分献血 9時から16時半 

     全血   9時から17時半 

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