アイドル文化が盛んなタワーレコード秋葉原店を訪れました

 2010年にakb48グループやk-popグループが人気を博して以降、日本・韓国ともにアイドル音楽は音楽シーンの主流になっていきました。近年はアイドルオーディション番組の流行で、さらに多くのグループがデビューしてよりアイドルシーンの熱は高まっています。 

日本のアイドル音楽の主要な発信源の一つである秋葉原のcdショップを訪れて、アイドル音楽がどのように扱われているかを見てきました。 

まず目に入ったのがk-popコーナーでした。その中でも、twiceとbtsは大きく扱われていました。Twiceやbtsは第二次k-popブームと呼ばれる2016年頃以降に日本でもヒットしたグループになるのですが、2010年頃に日本でヒットした第一次k-popブームとは流行の経緯は異なっています。第一次のブームは、韓国で大ヒットしたグループが、オリジナル曲を日本語版で歌い、積極的にテレビに露出することで徐々に人気に火が付きました。 

一方で第二次のブームでは徐々に人気が出るというより、日本デビュー当初から爆発的な人気を誇りました。その要因はk-popがインターネットメディアに力を入れていることが挙げられます。近年のk-popアイドルグループは発売日にミュージックビデオをyoutubeで全世界に公開し、さらに音楽番組での映像も多くを公開しています。Youtubeで外国の音楽を気軽に聴けるようになった結果、韓国内のみで活動している段階で、世界的に広く聴かれるといったことが可能になりました。 

Twiceは韓国のケーブルテレビ局mnetで放送されたオーディション番組sixteenで選ばれた日本・韓国・台湾のメンバーで構成された9人組のガールズグループです。 

韓国・日本での人気にとどまらず、2021年にはアメリカの最大級の音楽チャートbillboardhot100にもランクインするなど、世界的にも知名度が上がってきています。 

そんなtwiceも大きく載っていました。 

https://tower.jp/item/5264364/Doughnut%EF%BC%9C%E9%80%9A%E5%B8%B8%E7%9B%A4-%E5%88%9D%E5%9B%9E%E9%99%90%E5%AE%9A%E4%BB%95%E6%A7%98%EF%BC%9E

https://tower.jp/item/5168735/Kura-Kura%EF%BC%9C%E9%80%9A%E5%B8%B8%E7%9B%A4-%E5%88%9D%E5%9B%9E%E9%99%90%E5%AE%9A%E4%BB%95%E6%A7%98%EF%BC%9E

Btsはjypエンタ(twiceの所属する事務所)から独立したパンシヒョク代表が立ち上げたbighitエンタに所属する7人組のボーイズグループです。もともとはヒップホップ色をより強く出したグループとして考えられていましたが、メンバーの選考の過程で、ポップスの要素を取り入れたグループになっていきました。アメリカのbillboardチャートでは何度も1位を獲得するなど、大成功を修めました。 

そんなbtsも大きく載っていました。 

https://tower.jp/item/5179159/BTS,-THE-BEST%EF%BC%9C%E9%80%9A%E5%B8%B8%E7%9B%A4%E3%83%BB%E5%88%9D%E5%9B%9E%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%EF%BC%9E

https://tower.jp/item/5052250/MAP-OF-THE-SOUL-%EF%BC%9A-7-~-THE-JOURNEY-~%EF%BC%9C%E9%80%9A%E5%B8%B8%E7%9B%A4-%E5%88%9D%E5%9B%9E%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%EF%BC%9E

最近のアイドルのコーナーが充実している一方で、昭和アイドルのコーナーも充実しているのが印象的でした。 

日本の1970年代~1980年代の音楽は、当初はシティポップと呼ばれる楽曲群が、アメリカのdjであるvan paugam氏がyoutubeで数多くの曲を紹介した影響で、2017年頃から世界的に注目を集めるようになりました。シティポップは明確な定義があるジャンルではないですが、説明するならば、シンガーソングライターによって製作された都会的で洗練されたフォークソングといったイメージです。そこから70年代~80年代の音楽がより広く聴かれるようになっていき、アイドル歌手のアルバムが、シティポップに区分される歌手が制作に携わっていることが知られるようになると、再び注目を集めるようになっていきました。 

昭和アイドルコーナーを見ていて面白いと思ったのは、近年ベストアルバムとして発売されたcdアルバムに加えて、発売当時のレコードも同じコーナーに並んでいたことです。 

最近興味を持った層から、よりマニアックな層に向けてまで幅広くアイドルのcdやレコードが置かれているのが秋葉原タワーレコードならではだと思います。 

  

近年、音楽はストリーミングサービスの普及により、cdといったハードで購入する層はよりコアな層が多くなってきています。そんな中でもアイドルのファンは、国や時代を問わず、形あるものとして保存しておきたいという熱心なファンが多くいます。シティポップの製作者がアイドルに楽曲を提供していることから、シティポップのファンからアイドルに興味を持つ方がいたり、逆にアイドルのファンが楽曲を提供した歌手に興味を持つこともあります。昭和アイドルのコーナーと、シティポップのコーナーを設けることで、そういったコアなファンにより深く音楽に興味を持ってもらうような取り組みは、時代とニーズを把握した素晴らしい取り組みだと思いました。 

Youtubeやストリーミングサービスでも充分に良い音楽を聴ける時代ですが、cdショップに足を運ぶことで、知らないジャンルの名曲にたくさん出会えるのが現地の良さだというのを今回訪れてみて実感しました。 

最新の曲が充実しているのはもちろん、昔の曲も特集を組まれて充実しております。 

最近の音楽をよく知らない方にとっても楽しめる場所になっています。老若男女問わず是非いろんな方に訪れていただきたいです。 

ビックカメラについて書いた前回記事もチェックしてくださいね。

タワーレコード 秋葉原店 

所在地: 〒101-0028 東京都千代田区神田花岡町1−1 ヨドバシakibaビル 7F 

電話: 03-3251-7731 

営業時間:  

月曜日 9時30分~22時00分 
火曜日 9時30分~22時00分 
水曜日 9時30分~22時00分 
木曜日 9時30分~22時00分 
金曜日 9時30分~22時00分 
土曜日 9時30分~22時00分 
日曜日 9時30分~22時00分