秋葉原の街中で気になるスポットに行ってみた(季節料理 赤津加編)

みなさま、こんにちは。 

秋葉原を歩いていると「これは?」と思わず足を止めてしまうかもしれない所を現地で集めた”生”情報としてご紹介させていただきます。 

いつものように秋葉原の街中を歩いていると、時計はそろそろ昼時を指していました。 

「お腹、空いたなあ…」 

空腹感に負け、秋葉原でお昼ご飯にしようとお店を探すことに。 

ビジネスマンも多いのもあって、色んなジャンルの飲食店があって目移りしちゃいますね。 

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ふと足が止まったのが、一際渋い店構えの「季節料理 赤津加」さん 

いわゆる大衆割烹の飲み屋さんのようです。 

写真だけを見ると、まるで飲み屋横丁の一角のようですね。 

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店名の入った菊正宗のスタンドの存在感。 

しかし、れっきとした秋葉原なのです!!! 

向かい側にはPCショップなどがあり、路上ではメイドさんが客引きをしております。 

ここだけ別世界のような佇まいです。 

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おお!昼ランチを提供しているようですね。 

ここは一つ、思い切ってこちらに入ってみることに。 

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暖簾を潜ると、店内はコの字型カウンターを中心にテーブルが数台。 

これです!これ!この酒場の感じがたまりません!!! 

商売繁盛の大きな熊手が目を引きます。 

古き良き昭和スタイルと言った感じですね! 

私が入った時には昼時のビジネスマン達で賑わっておりました。 

思わずビールも注文しそうになりましたがここは我慢… 

あくまでも昼食を食べに来たのですしね。 

席に着くと、女将さんから暖かいお茶をいただくともに 

「本日の焼魚はカンパチ、煮魚はカレイ、カキフライは今日で終わりです。」 

との説明を受けます。 

これはまた悩ましい選択肢ですね… 

「おお!カンパチの焼き物なんて珍しいな。」 

「でも、カキフライが今日で最後なんて聞くと気になるよな。」 

散々迷った挙句、カレイ煮魚定食を注文すること。 

近くで食べている方の煮魚の匂いに釣られたのが決め手でした。 

~待つこと数分~ 

「お待たせしました。煮魚定食です。」 

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本日の煮魚定食(小鉢・香の物・お椀・ご飯) 

850円 

カウンターに置かれた途端、艶のある煮魚の匂いが目の前まで漂い更に食欲をそそります。 

メインであるカレイの煮付けはもちろんのこと、香の物・切干大根・冷奴とサイドメニューにも抜かりはありません。 

プレート上に並べられた完璧な布陣に否が応でもテンションが上がります。 

「いただきます!!!」 

早速カレイの煮付けに箸を伸ばします。 

箸を入れた瞬間にほぐれていく身を見て、このカレイの柔らかさを確信します。 

おっ!卵が付いてる子持ちカレイじゃないですか! 

提供されるの全てがそうなのかも知れませんが、何だか得をした気分になります。 

関東風のはっきりとした甘辛さが口の中に広がります。 

メリハリの効いた味付けの半面、何だかほっとする味わいを覚えるのが印象でした。 

口の中に入れた瞬間、まるで溶けてしまうような柔らかさ! 

甘辛のつゆと白身魚特有の旨味が混ざり合い、味覚と食感で楽しませてくれます。 

添え物にあるからし菜のおひたしが、煮魚の味わいにまたいいアクセントを添えてくれます。 

ひとしきりカレイの煮付けを堪能した後は、次にやる事はただ一つですよね? 

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ON THE RICE です!!! 

やっぱり、ご飯ですよね~ 

言わずもがなですが、白飯との相性は抜群でございました。 

旨味たっぷりの煮魚を乗っけて一口。 

その煮汁が染みたご飯でもう一口。 

もうこのループが止まりません!!! 

煮汁をご飯にかけてかっこみたいぐらいの勢いでしたが、非常にお行儀が悪いのでここでは控えさせて頂きました。 

そして、あっと言う間に完食。 

ごちそうさまでした。大変おいしゅうございました! 

お会計を済ませ暖簾を潜り店を出ると、PCショップなど並び、客引きのメイドさんは増えてる。 

やはり、ここは秋葉原だったと事を再認します。 

昨今は飲食店の夜間営業が制限される事も多々あり、なかなか外でお酒を飲む機会も無いですよね… 

状況が落ち着いてきたら、是非ともこちらで一杯引っかけたいですね。 

お腹も満たされてところで、街中で気になるスポットを探しにまた歩き出すのでした。 

今回「季節料理 赤津加」さんですが、昭和29年に開業し創業67年との事です。 

移り変わりの激しいこの街の中で、老舗中の老舗と言ったところでしょうか。 

開業当初は神田明神の参拝客やかつてあった「やっちゃ場」と呼ばれた青果市場(東京都中央卸売市場神田分場)の仲買人に親しまれていました。 

※東京都中央卸売市場神田分場の跡地が現在の「秋葉原UDX」です。 

その後電気街と発展し、現在のようなカルチャーの発信地と目まぐるしく変化する街並みを見守っていたのでしょう。 

まさに秋葉原の生き字引きのようなお店でした。 

先ほど、別世界の佇まいと表現しましたがそれは誤りでした。 

歴史と経緯を知れば、こちらの方が本来の秋葉原と言うのが正しいのかもしれません。 

是非とも古き良き昭和の雰囲気が残る「季節料理 赤津加」さんで絶品な料理の数々を味わってみてはいかがでしょうか? 

*取材店舗*  

《季節料理 赤津加》  

〒101-0021 東京都千代田区外神田1-10-2 

電話番号 03-3251-2585 

営業時間 平日  17:00〜22:00(ラストオーダー21:30) 

     土曜日 17:00〜21:30(ラストオーダー21:00) 

     ※ランチタイム 11:30~13:30 

定休日  日・祝・第1、第3土曜日 

公式HP  https://www.akatsuka.tokyo/ 

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